2013/09/25

福祉機器展2013 レポート

こんばんは。まごころ介護の榎本です。
今年も福祉機器展に行ってきました。
以下、僕が見て興味を持ったものについてです。

昨年頃から、福祉機器展ではスマートフォンの進出が目立ってきています。
主にスタッフ間の情報共有や勤怠管理、請求管理が目的になっています。
今年の展示を見ていてもあまり昨年と変わらないような印象のものが多かったですが、下記のICタグを使う「ケアウィング 介護の翼」が、頭ひとつ抜け出ているように思えました。
利用者宅に着いた時と退室する時に、ICタグにスマホをかざすだけで勤務時間、利用時間の管理が出来るなんて、素晴らしいですね!

本当に様々な車椅子な車いすが展示されていました。年々、嗜好性の高いものが増えているように思います。
おしゃれでかわいいですね

手でこぐ車いすで時速40Kmくらい出るとのことです

キャタピラがついている車いす。
普通の車いすでは絶対自走出来ない砂浜でも走れるでしょうね。

また、介護ではありませんが、片手で操作できるリコーダー、リールのハンドルの左右を入れ替えられる釣り棹なども展示されていました。

人工知能を持つロボットも面白いです。近い将来、このロボットはポケットに入るサイズまで小型化し、家じゅうの家電の操作などもこのロボットと会話することで操作できるようになるらしいです。


最後に講演を聞いてきました。内容は非常に興味深い内容でした。以下、非常にざっくりとした要約です。

「障害のある子どもの学びや生活を支える魔法の道具-魔法のプロジェクトから見えたタブレットやスマホが創る新しい生活-」
中邑賢龍 氏
(東京大学先端科学技術研究センター)

障害を補うためにテクノロジーを駆使して福祉機器の開発を試行錯誤してきているなかで、近年ではテクノロジーを駆使すると健常者を上回る身体能力になることが起きている。両足が義足のランナーがロンドンオリンピックの100m走で決勝にまで進出した。
福祉機器を活用した障害者が健常者の能力を上回る時代が来ている。若者よりも人工内耳に変えたお年寄りの方が耳が良くなるなども起こり得るようになってきている。

スマートフォンは障害者の生活や教育を一変させる可能性を秘めている。たとえばノートが書きとれない身体障害者は写真やボイスレコーダーを活用するなど。
しかし、教育の現場は障害の有無に限らずテクノロジーの発展に付いて来れていない、否定的である問題を指摘していた。学校では読み書き暗記が特に求められるが、社会に出ると仕事をしていく中で問題解決能力、情報を整理する能力、対人関係を築く能力は求められるが、読み書き暗記は求められなくなった。大人は漢字が書けなくなり、いつでもスマホで検索したりデータを保存できるようになり暗記もあまりしなくても済むようになってきている。

最後に中邑氏は、教育の中でのテクノロジーを駆使し、教育のあり方を多様化させることで、今の教育のシステムの中でドロップアウトしてしまう障害児をなくすことを目指していること。
教育の中でのテクノロジーの活用方法の整理をしていくことが課題となっていると語っていらっしゃいました。