2013/04/12

雇用介護プログラム 専門学校レポート

 私はこの2年間「東京都介護雇用プログラム事業」という、大変恵まれた制度でYMCA福祉専門学校に通わせていただき、介護福祉士の資格を取得させていただきました。
 私にとって約20年ぶりの学校生活でした。始めは、どんな生活になるのか、不安と期待で半分半分でした。一番の不安は勉強についていけるかという部分でした。
勉強することが基本的に嫌いで、社会人になってから、ほとんど勉強してこなかった私が介護福祉士の試験にはたして合格することができるのだろうか?無理ではないか?と思う反面、学校に通い、半強制的に勉強をしていれば、勉強嫌いが直り、勉強をすることが好きになるのではないかという期待がありました。また、人間関係という面でも、はたして上手く若い人達と打ち解けられるのかどうか?社会人経験者の人達と意見がぶつかるのではないか?などの不安も強かったです。
 私が以前経験したことのある学校生活は同じクラスには、同じ年齢の人達が集まっていましたが、今回のクラスには、下は高校を卒業したての18歳から上は50代前半までという様々な年代が集まり不思議な感じでした。基本的な世代間のギャップは勿論感じましたが、クラスの大半を占める高校を卒業したばかりの、いわゆる「ゆとり世代」の人達に物凄くギャップを感じました。本来ならば、会社の中の先輩と後輩、もしくは上司と部下という関係で出会っていたであろう「ゆとり世代」の人達と同じ立場のクラスメイトとして関われた経験は非常に貴重なものとなりました。楽しいことばかりではなく、悲しいことや辛いことも沢山ありましたが、全部含めて人間的にも成長できたと思います。本当にクラスの全員に感謝しています。
 2年間の学校生活の中で「デイサービス」「グループホーム」「訪問介護」「老人保健施設」「特別養護老人ホーム」という様々な介護の現場を体験しました。社員やパートという職員の立場ではなく、実習生という立場で職員の方々や利用者様と接することができたことが良かったと思いました。特に利用者様とゆっくりコミュニケーションをとり、心の内を聴くことができたり、喜んでもらえたことが良かったです。(特に施設に関しては、社員やパートという職員という立場では、利用者様とゆっくりコミュニケーションをとる時間はほとんど無く、職員は自分の仕事に追われている感じでした。)
 毎日、授業を受け、テスト勉強をし、定期テストを受けていくうちに、勉強することが少しずつ面白くなり、2年生の中盤ぐらいには、だんだん勉強が好きになってきました。(2回目の国家試験模擬テストでは全体の上位1割に入ることができました。)これは私にとって大きな収穫であり、この介護雇用プログラムで学校生活をしなければ恐らく勉強が嫌いのまま一生を終えていたといっても過言ではないと思います。
 今年の3月初旬に父親が肺気腫で入院し、危篤状態が3日間続き、亡くなりました。私は危篤状態に入った日から帰省し、父の病室に泊まりこみました。父は声を発することができず、頷いたり、首を横に振ったりするばかりですが、ベッド上の父を囲んで家族で懐かしい想い出話を沢山しました。物凄く厳格で口数の少ない父でしたが、最後に本当に良い心の交流ができました。看護師さんからも「清水さん(父)は凄く幸せだったと思います。誰も面会に来ないで寂しく亡くなる方も沢山いますから」と言っていただきました。
 奇しくも、学校の卒業式と父の葬式が同じ日となりました。学校生活の最後の最後に自分の父親のターミナルケアを実際に経験し、卒業式と葬式が重なるなんて、これは父が送ってくれた何かのメッセージなのだと感じています。
 この2年間での、様々な貴重な経験も、まごころ介護の皆様のお力添えがあってのことです。本当にありがとうございました。
清水洋


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まごころ介護では、未経験者を介護の現場に定着させてきた実績が東京都に認められ、東京都の委託事業である介護雇用プログラムを実施しております。

介護雇用プログラムとは、東京都が介護資格を取る際にかかる費用を補助し、勤務として認めることで給料をもらいながら資格を取得できるプログラムです。

へルパー2級保持者には介護福祉士を取得するための専門学校、無資格者にはヘルパー2級を取得するための講座の受講費用と受講時間に対する給料が受講者に支払われます。

まごころ介護では、これからも介護雇用プログラムを活用した採用を積極的に行っていきたいと考えております。
興味のある方は、是非お問い合わせください。よろしくお願い致します。