2011/02/06

「精神障害者への対応」についての研修レポート

松本 直

今回の研修は、世田谷区福祉人材育成・研修センター主催による今年度の連続的な研修の第三回目に当たる。前回までに精神障害の医学的理解を深めたという。私は昨年晩秋よりヘルパーになったので今回が初参加であった。

簡単な挨拶の後に、精神障害者とヘルパーにかかわる講義が始まった。講師の方はできるだけ話を面白くしようとしており、重い話も幾分か和らいで聞くことができた。
次に、六名のヘルパーの体験談を聞いて学ぶという実践的な研修に移った。ヘルパーの方々の話はそれぞれ現実的で興味深く、研修云々より単純に面白かった。
最後に質疑応答の時間になったのだが、すべての質問内容が各ヘルパーによる個別の事例についてであった。来月には「個別事例検討」と題して個別研修が開かれるが、それを差し置いてまで個人的な質問をするということは、それだけ各ヘルパーが切羽詰まっているということだと思う。精神障害者を介護している方の 労苦が痛々しかった。

唐突に私事になり恐縮だが、私の知人には精神障害者が多い。
躁うつ病、神経症、人格障害、自閉症、統合失調症と、知り合いだけで精神障害の大半は網羅している。そのような交友関係は、色々と大変なこともあるが、決してそれだけではなく楽しい出来事にも恵まれている。希死念慮だけは要注意だが、それ以外は各人の個性の一部とすら思えてくる。

無理やり話をまとめてしまうが、講師の方の「精神障害者への介護を楽しんでください」という言葉と、以前特養へ研修に行った時にヘルパーの方が言っていた「楽しまないと続けられない」という言葉がオーバーラップした。
私は精神障害者への介護をしたことがないが、将来的にはぜひやってみたいと思った。