2011/09/08

雇用介護プログラム 専門学校授業レポート

介護現場実習で学んだ事

学校に入学して約半年。前期が終了し、初めての実習に行ってきました。
今回は、グループホーム(認知症の高齢者の方が少人数で生活されているところ)とデイサービス(ご自宅で生活されている高齢者の方々が日中通い、入浴やレクリエーションなどを楽しむところ)に一週間ずつ、行かせていただきました。
今回の実習でとても印象的だったのは、グループホームの施設長様のお話。「ここで生活している高齢者はみんな認知症でそれぞれ程度も違い色々な症状が出ているけれ ど、それを特別視しないで健常者として扱う事が大切。特別扱いする事で、本人にも甘えがでてしまうしいいケアには繋がらない。」「利用者を自分の身内だと思って真剣にぶつからないと駄目。自分の身内だったら、怒ったり励ましたりもする。わるい事をしたら怒る、というのもとても大切なこと」など介護に対する考えやご自分の方針などをあつく語ってくださいました。
実際に一週間の中でご利用者様の生活、職員の方々のケアを見させていただき、またコミュニケ-ションを通して、施設長様の思いがしっかりと行き渡り、伝わっていると感じました。
あるご利用者様、K様(男性)は、もともととても頑固な性格で自分の気になった事は気が済むまでしないと納得いかない性格の方だ、と 前もって聞いていました。認知症も進んでおり、会話は突拍子もない内容を話したり、同じ事の繰り返しであるような状態。ある日、K様が昼食の前にご自分のお席で新聞を広げて読んでいらっしゃいました。周りの皆さんはもう食べる準備も済み配膳を待っている所。「もうご飯ですから新聞は終わりにしましょう」と何人かの職員が声を掛けますが、夢中で読む事をやめません。K様のお隣の方のテーブルまで新聞が広げられていたので、配膳の際、職員が「はい!ご飯です」と新聞をたたもうとすると激しく怒り怒鳴りました。職員の方はひるむ事なく「怒鳴ったら周りの方がびっくりするでしょう!じゃあもう食べなくていい!」と新聞を取り上げ、K様以外の方の配膳をし、他の利用者様は食事を始めました。K 様は「いいよ!しらねぇよ。」と怒りながら席を立ちうろうろと歩き始めました。が、皆が食事をしている事に気付きゆっくりとご自分の席に戻りました。「Kさん、食べますか?」と聞くと少し申し訳なさそうに「食べる」とうなずきました。
それ以外でも感情をあらわにして声を荒げたり、職員の手をつかんだりという場面が度々ありましたが、職員の方々が真剣に怒り、時には手をつかみ返し「痛い?今同じことをしている」と自分のしていることがどういう事なのか身をもって感じてもらうという事をする事で、本人が気付き自分で納得した上でその行動をやめるよう促す方法をとっていました。問題行動をただ押さえつける、ただ単に怒る、では何の解決にもなりません。本人の事を思い、真剣に向 き合っているからこそ、気持ちが伝わり本人の気付きに繋がるのだと感じました。
しかし、どのケアにも根底にあるのは、信頼関係。お互いが信頼し合っているからこそ、怒る事ができ、怒られた事を真に受け止める事ができる。何よりもそれが大切であり、介護という仕事をして行く上で一番重要な事だ、と改めて感じました。
それは介護のみならず、人間関係すべての事において通ずる大切な事。
相手の気持ちを考え、真っ正面から真剣に向き合い、気持ちを大切にする。人から信頼してもらえるような人間になれる様努めたいです。


助川由紀




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